NHKに電話した!

今日は、預かりっ子の随(まに)とか功(くう)のお話ではありません。
お写真もなしで、その上、長文です。

NHKの所ジョージさんの新番組、
4月16日放送予定の
所さん!大変ですよ「恐怖!ヤギ襲撃事件」 のことです。

これから放送なので、どんな内容かは
宣伝文でしかしることはできませんが、
野犬がヤギを襲ったことに
「恐怖!」という文字が書かれていました。

もしかしたら、野犬がヤギを襲わなくては生きていけない経緯なども
掘り下げてくれるかもしれません。

でも、野犬と聞いただけで恐怖に駆られ、
人を恐れ近づくこともできない子たちを捕獲し、
処分しなくてはと思う人もいるかもしれないと思いました。

映像によるインパクトは強いと思います。
しかもそれがNHKであれば、
それだけで丸ごと信用する人も多いと思います。
テレビで伝えられたことを正しいと思う人は、今もまだ多いと思います。

詳細も知らないのに、お門違いな意見は失礼とも思いましたが、
もし集団で狩りをする習性を恐怖と位置づけ、
野犬は処分しなくてはいけないという恐怖の対象になってはと、

NHKの「みなさまの声にお応えします」 

というところに、電話番号がありましたので、意を決して電話をしました。

テレビ局に電話をしたのは、二回目のことです。
以前は、疥癬で毛の抜けた狸を、おぞましい生き物というような表現で
化け物扱いした民法ニュースに思わず意見してしまいました。
痒みに苦しむ子に対して、その子を救おうともせず、
おぞましいといったような表現で視聴者の興味を煽る浅ましさは、
見た目が自分たちと異質な者への迫害や差別に通ずると思いました。
自分以外の命に対する、尊敬も思いやりもないと感じました。

テレビ局に電話するなんてと思われるかもしれませんが、
決して、自分のことを過激な人間とは思っていません。
ただ、いい加減いい大人になったんだから、見て見ぬふりはもうやめて、
自分にできることは、やっていかなくちゃと思うようになりました。

以前、書いたかもしれませんが、小学校の低学年だった頃、
犬に噛まれたことがあります。

当時は高価な座敷犬と呼ばれる血統症付きの犬以外、
犬は鎖につないで外で飼うものでした。

店先につながれた犬を見て、母(チビスケBIBI)は言いました。
「つながれている子は、勝手に触っちゃだめよ。
 イライラして噛むことがあるからね。」
母の言ったことは理解できました。
短い鎖で一日中つながれていれば、不満が募っても責められません。

同じことを、幼い弟に母が諭している時、その犬と目が合いました。
とても優しい目で、
「こっちにおいで。」
と言っているように思いました。

吸い込まれるように犬に引き寄せられ、近くにいったとたん、
「ガウガウガウガウ」
という声と共に道路に押し倒され、
犬の顔が自分の目の前にありました。
口の中も、歯も見えました。
お店の人が慌てて飛び出してきて、棒で犬をたたき、
あっという間にチビスケ母を救い出してくれました。

引き起こされたチビスケ母の頬にはひっかき傷がありました。

平謝りするお店の人。
他に噛まれたところはないかと必死に聞く母。

幼かった自分は、恐怖に凍り付いていました。
でもそれは、襲われた恐怖ではありません。
母の言いつけを守らなかった自分のせいで、
犬が保健所に送られてしまうという恐怖でした。

そのまま病院に連れて行かれ、
お医者さんに他に痛いところはないかとしつこく聞かれました。
ちゃんと言いなさいと、母も怒ったような声で何度も問いただしました。
「どこも痛くない。」
頬っぺたをひかっかれただけだと言い張りました。

家まで歩く道すがら、わき腹が痛くて仕方ありませんでした。
それでも黙って歩きました。
家について、どうしても痛みがこらえられず、
母におなかが痛いと言ってしまいました。
服をめくると、おなかにはガップリ噛まれた跡がありました。

大丈夫、大丈夫と病院には行かないと泣いて頼んだけど、
行ったばかりの病院にとんぼ返り・・・。

夜中、母は父に責められていました。
自分のせいで、父と母が喧嘩していると思い、
自分のせいで、犬が殺されてしまうかもしれないと思った、
最悪の夜でした。

その後、犬は店先から消えました。
随分たってから、犬の消息を恐る恐る尋ねると、
庭に移したと聞きました。
それが本当なのか嘘なのか、今となってはわかりません。

犬に噛まれたことで、何年も犬を触るのが怖かったです。
でも自分が犬に噛まれたのは、
母の言いつけを守らなかった自分のせいとわかっていました。
噛むぞと言っているのに遠慮なく近づいた自分のせいだということも、
大きくなって犬のことを知ればしるほど、わかってきました。
ただただ、自分のなにが悪かったかを思い知るばかりです。

それでも犬が好きでした。
犬だけでなく、動物が好きでした。
なので犬に怖々としか触れない自分が辛かったです。

小学校の高学年になった頃、
地面に落ちた枯草を食べようとしている小型犬を止めようとして、
また噛まれました。

その時、噛まれたことにはビックリしたけど、
傷つかなかったこと、そんなに痛くなかったことに気付きました。
噛まれた理由も、信頼関係のない自分が
いきなり草を横取りしようとしたからとわかっていました。

その後、あれが甘噛みによる警告だったこともわかりました。

噛まれないためにどうしたらいいか、
だんだん、だんだん、わかってきました。
大人になる頃には、もう犬が怖くありませんでした。

犬に噛まれたら、大怪我になることもあります。
なので噛まれても好きというチビスケ母の動物たちへの思いは、
少し他の人と違うかもしれません。

でも、習性を知ることで、
無用のトラブルは避けられるというのは事実だと思います。

野犬が怖いなら、野犬を作らなければいいだけです。
でも、野犬が怖い人や迷惑をこうむっている人が
野犬を作ったわけではない場合も多いと思います。
誰かの尻拭いをさせられているだけの人もたくさんいると思います。



恐怖を持った心は、暴走すると思います。
暴走による過ちを、人はどれほど繰り返してきたことでしょう。

狂犬病が怖いから、野良犬を処分する。
狂犬病が何十年も国内で発症していなくても、
ずっと殺処分は続いています。
(数年前、渡航した人が持ち込んだことはありました)

忘れがちですが、一度死んだ子は、二度と生き返りません。

人を襲う恐れのない子でも、
野犬というレッテルを貼られたら、狩られてしまう。
そんな国の住民でいたくないと思います。

少し前、みなしご救援隊の中谷さんのブログで、
コンビニの駐車場に置かれた
大型捕獲機に捕獲された犬のことが載っていました。

「このあたりの記事です」

中谷さんは、野犬は人が怖いのだから、人と暮らすのではなく、
山を囲い、不妊去勢手術を施し、天寿を全うさせたいと、
貸してもらえる山探しをしているようです。

住民の中には、野犬が怖いから処分することに賛成な方もいるようです。
せっかく生きる道が開けそうなのに、
NHKの放送が、そのことへの逆風となることを避けたい。
そう思い、電話をしたチビスケ母です。

もしかしたら、野犬を作った人間たちへの批判も
盛り込まれているかもしれません。
「恐怖」と言う言葉で興味を煽りとりあえず観てもらい、
実際は人間への責任を問う番組かもしれません。

でも、一度植えつけられた恐怖を払拭するのがどれほど難しいか・・・。
犬が大好きな自分が怖いと思わずに犬を触れるようになるまで、
何年もかかったからこそ、
恐怖を乗り越えることがどれほど大変か、身に染みて感じるからこそ、
恐怖を煽るような放送にはしないでほしいこと、伝えました。

もし誰かの心に恐怖が植えつけられたら、
その放送のせいで命を奪われる子が必ず出てしまう。

そんな恐怖を感じました。
恐怖って、本当に人を動かしますね。
ズボラなチビスケ母も、動きました・・・。

今日は長々、預かりっ子と関係ない話で失礼いたしました。
もし同じように、もしくはちょっと賛成と感じていただけたら、
思っているだけでは、気づいてもらえない世の中、
ぜひ、思いをNHKに届けていただけたらと思います。

窓口の方に、自分から名乗りましたが、
住所やフルネームや連絡先など、なにも聞かれませんでした。
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